硝子体の奥にはカメラのフイルムにあたる網膜があり、ものを見る中心を黄斑といいます。ここが見え方に一番大事な部分となります。
ものを見る中心(黄斑)に膜が出来たり(黄斑前膜)、穴が開いたり(黄斑円孔)、むくんだり(黄斑浮腫)すると、ゆがんで見えたり、見にくくなったりします。また目の中に出血をおこしたりするとそのせいで見にくくなります。その場合は白目の部分に小さな穴を3箇所あけ、そこから原因となる出血を硝子体と一緒に取り除いたり、黄斑の膜を取り除いたりする手術を行います。病気によっては眼内にレーザー治療したり、眼内に気体を注入し、病変部を圧迫したります。
※症状によっては、白内障手術 を同時に行う必要があります。
病気の種類により差がありますが、およそ1時間弱、重症の場合は約2時間ほどかかります。
局所麻酔で行います。
白目部分に器具を挿入する
小さな穴を3ヶ所あけます。
硝子体を切除し、膜を取り除きます。
疾患によって適切な処置を行います。 ※術後のうつむき姿勢について黄斑円孔の場合には網膜をしっかりくっつけるために硝子体内にガスを注入し、
術後にうつむきの姿勢を保って頂く必要があります。
うつぶせ用の枕を貸し出します。