なみだ目の治療

iconなみだ目(流涙目)とは

なみだ目は、目薬のみで治療をすることが多い病気です。
しかし、症状がひどい方は涙道内視鏡手術などの治療が必要になることがあります。

iconこんなお悩みはありませんか?

  • 涙があふれる。
  • 冷たい風があたると涙がでる。
  • 目やにが出る。
  • 目薬をさしても目やにが止まらない。
  • 常に目頭に目やにがたまる。
こんなお悩みはありませんか?
このような状態を、なみだ目(流涙症)と言います。
涙が邪魔でかすみ目の原因になったり、目尻や目頭の皮膚がかぶれ、不快な症状を伴います。

原 因

分泌性流涙

ドライアイやアレルギーにより、目の表面が過敏になり刺激に過剰反応して涙が分泌されることが原因です。

導涙性流涙

涙の通り道(涙道)が、何らかの原因で詰まったり、細くなったりして、涙がのどに抜けなくなるために起こります。

icon治療方法

点眼薬

症状が軽い場合にはドライアイやアレルギーが原因の場合、点眼薬などの内科的治療を行います。

涙道内視鏡手術

涙の通り道がつまっている場合は、涙道内視鏡(直径1mm)を涙点より挿入し、涙道内部を3CCDカメラで実際に観察しながら、治療します。 目頭から鼻まで続く涙の通り道(涙道)を、内視鏡で確認しながら、閉塞部を拡げます。
その後、再度詰まることを防ぐために、本来の涙道内にチューブを挿入します。
詰まり方によっては、涙道の癒着が強くうまく拡がらずチューブが挿入できない場合がありますが、症状が悪化する心配はありません。
チューブが入った場合には40~90%の確率で治ります。また、手術がうまくいっても、しばらくすると再閉塞することがあります。
再閉塞した場合は、チューブを入れなおすか、他の手術を行うか相談して決めます。
局所麻酔で20分ぐらいの手術時間です。当院ではこの手術はできませんので、適切な医療機関を紹介させていただきます。

チューブは2~3 ヵ月で抜去します。チューブの留置期間については個人差があります。
チューブ留置期間中は目やにと間違ってチューブを引き抜いたりしないようにしてください。